20日に大谷選手の”相棒”として野球選手としてメディアでの取材対応時から、チームメイトとの私的な会話の際などに日本語から英語、そして英語から日本語に通訳し大谷のアメリカでの生活を公私ともに支えてきた水原一平氏（39）が突如としてMLBの強豪ドジャース（球団）から解雇されていたことが判明した。

　その発表直前の韓国ソウルでの開幕戦で大谷と行動をともにする様子がテレビカメラなどに映っていたことなどから、野球ファンなどの間で衝撃をもって受け止められた。

　しかも、水原氏が解雇される直接の原因となった”スキャンダル”（疑惑）というのが違法賭博ということで、これまでの大谷や水原のメディアにおける”清廉潔白”なイメージが大きく覆されるニュースであり、”フェイクニュース”（嘘情報）ではないかと疑心暗鬼になった人もいるようだ。

　だが、今回のスキャンダルは下手をすれば、大谷選手の選手生命に傷をつけかねない出来事でもある。一部米メディアではかつてMLB最多試合出場記録などの記録を残しながらも野球賭博に関与しMLBから”永久追放”処分を受けことで知られるプロ野球選手ビート・ローズを引き合いに、今回の一件が「米国野球界で最大級の賭博スキャンダル」になる可能性を指摘する声もある。ただ、現時点では大谷選手にそういった重い処分がMLBから下される可能性は低いと思われている。

　今回の水原の”違法賭博”疑惑はまだわからないことも多く、まだ全体像が定かではないが、これまでわかってきたニュースをまとめ、この記事ではわかりやすく解説したい。