週刊誌のFLASH（光文社）は6日、松川るい参院議員・自民党女性局長や今井絵理子参院議員などの自民党女性国会議員などが参加した「フランス」研修のスケジュールを報じた。

　中には、子どもの同伴を裏付ける記述や写真、行程表の中にはディナークルーズや「ショッピングを楽しんでください」とする自由行動の時間が記されていて、さらに、公務の時間より観光や食事の時間が8割を占めている様子がうかがえ、国民からの「観光旅行」だったとの批判をかわすことは困難になったと思われる。

　また、スケジュールを見てみると至るところに「記念撮影」や「自由行動」の文字や「肉料理」や「魚料理」などの記述がみられ、このスケジュールを見る限りでは観光気分でフランスに行って、日本大使館の大使やフランスの国会議員や政府職員との面会は言い訳であったのではないかちう疑念すら浮かぶ。

　行動した時間のうち、1日目（初日）と4日目・5日目（最終日）は公務がないことは大目に見たとしても、2日目の全体の行動時間（ホテルを出てからホテルに戻ってくるまで）のうち、公務が占める時間はわずか20％未満、3日目に関しては13％だった。

　ほとんどの時間をレストランやホテルでの食事、およびエッフェル塔やルーブル美術館、オペラ座の散策街中の散策に費やしていて、これは観光ツアー顔負けである。

　今回、松川るい女性局長（52）や今井絵理子参院議員（39）はほとんどは自腹と党費だというが、この豪華ツアーぶりには自民党に党費を納める党員たちもご立腹だろうし、その党費の主な収入となっている政党交付金を支える納税者は開いた口が塞がらない状態だろう。

　国会議員が自らの歳費で何をしようが、法的には何の問題もないし、自由なことだが、政治家として筋を通すことなくごまかしてその場をしのごうとするなど、国民の感情を逆なですることを平気でやってしまうようでは、”首相を目指す”ことなど夢のまた夢なのではないだろうか。