子ども向けの朝のバラエティー番組『おはスタ』（テレビ東京系・朝7:05-）は公式X（旧ツイッター）アカウントで急遽、レギュラーとしてこれまで7年間出演してきた、お笑い芸人・タレントのアイクぬわら（37）の同番組の卒業を発表した。

　理由については触れず、25日付けでの番組卒業とのことだった。唐突な発表に多くの視聴者やネットユーザーからは驚きの声や戸惑う声が寄せられたが、アイク本人も公式Xアカウントで、「おはスタ」卒業の事実を認め、「これまで応援してもらってTHANKS SO MUCH！！ 今後は僕も視聴者として楽しみたいし、みんなも引き続きおはスタを愛してくれると嬉しいです！！」と視聴者に感謝の気持ちと今後の番組の発展に期待を示し、穏便に「卒業」ということで騒動は一時収束していた。

　だが、多くの人が違和感を感じ、月の途中でレギュラーの出演者が事実上、緊急に降板するのは何か理由があるのではないかと考えたに違いない。

　そして、29日の夜に「週刊文春」のネット版「文春オンライン」はアイクの番組降板となったある騒動を報道。その結果、アイクに対する批判が巻き起こっている。

　その騒動と言うのは、アイクが「”おはガール”（おはスタの視聴者の”お姉さん”的存在）の未成年の女性1人を自宅に保護者の同伴なしで月に1度連れて行っていた」という問題のことだ。その未成年女性の保護者はこの件を知り番組制作サイドに抗議、共演者の保護者から「同じ番組に出演させたくない」との要望があり、番組側がアイクの降板を決定した。そういった経緯が今回の番組卒業の裏にあったというのだ。ただ、現時点でアイクや所属事務所、番組サイドが公式に声明を出していないのでどこまでが真実かは不明だ。

　また文春は、その未成年女性がアイクの家に行ったのが午後9時から11時の間だったという証言を報じ、これは東京都の青少年保護教育条例に違反するおそれがあると指摘していた。さらに、長時間の連れ回しは、未成年略取・誘拐罪に問われる可能性があるとも指摘する弁護士の意見を掲載していた。

　ネット上では理由について報じられたことで、「（アイクは）卒業ではなくて、クビだったんだ」と受け止める声や「えー、アイクぬわら、めちゃくちゃ好きやったのに…」と失望する声や、「（今回のアイクの卒業について）番組スポンサーの競合企業の番組に出演したからとかネットで言われてたのに普通に未成年自宅連れ込みが原因だったの面白すぎる」とあきれ笑う声が散見された。

　アイクや事務所は反論するのだろうか、それとも謝罪するのか、それとも今後週刊誌などから続報がみられるのだろうか、今後の動きに注目したい。