週刊文春の報道によれば、デヴィ夫人が自身が代表を務め、最近解任された国際的な慈善団体「アミチエ」の日本支部との間に金銭トラブルが発生していることが明らかになった。

　デヴィ夫人はその団体の代表を解任されたにも関わらず、団体の通帳や印鑑の返還に応じず、1700万円を事実上持ち逃げした状態になっている。デヴィ夫人は文春の取材に、「わたくしが（代表を解任された慈善団体の）オーナーなの。わたくしはこの口座を自分で使おうと思っていますから」と応じ、資金の持ち出しを認めた。

　そもそもの問題は、今年1月の突然のデヴィ夫人は、外務省の警告を無視する形でロシア軍が侵攻して戦時下にあるウクライナを訪問し、病院などに支援物資を直接届けた際に起きていた。

　デヴィ夫人は、その活動にまったくその慈善団体が関わっていないにもかかわらず、渡航費や食費や支援に必要な費用などとして600万円を「アミチエ」に請求。その後、事後決済として、3月の団体の理事会でデヴィ夫人がそれら費用を請求。結局、理事会は請求のうち350万円を認め妥協するが、デヴィ夫人はその後の理事会でも、残りの費用負担を要求。その他にも、デヴィ夫人が団体を「私物化」しようとしていることが明らかになり、理事会はデヴィ夫人の代表理事解任に踏み切ったという。

　しかし、デヴィ夫人は解任後も「アミチエ」の団体としての通帳や印鑑を持ち出し、その口座に入っている1700万円を事実上持ち逃げしたという。デヴィ夫人側としては、解任の事実を認めていない

　日本テレビ系の「世界の果てまでイッテＱ！」などに出演し、お笑い芸人の出川哲郎とコンビを組みしっちゃかめっちゃかする様子でお茶の間の視聴者を楽しませるなど、テレビタレントとして80歳ながら元気に活躍する夫人だが、今後の問題の状況次第ではテレビから姿を消す可能性も出てきている。

　最近では、ジャニー喜多川氏のジャニーズJr.達への性加害問題をめぐり、告発したジャニーズJr.やその告発を受け入れようとし東山紀之（56）ｂに罵詈雑言を浴びせるなどして、炎上し世間から大ヒンシュクをかっていた。デヴィ夫人は、果たしてテレビ業界から追放されてしまうのか、続報を待ちたい。