”スーパークレイジー君”は本当に”クレイジー”（頭がおかしい）だったのだろうか？今年4月の宮崎市議会議員選挙で得票数で堂々の２位で当選した、”スーパークレイジー君”こと西本誠（37）容疑者が宿泊施設で30代の女性に全治1週間の打撲を負わせるなど性的暴行をしたとして、警察に逮捕されたというニュースが入ってきた。

　新聞などの報道によれば、西本容疑者は今月3日の午前4時ごろに知人の女性を無理やり宿泊施設に連れ込み、性的暴行を加え、全治1週間の打撲などのけがを負わせた疑いをもたれているという。

　その後、女性が警察に被害届を出し事件が発覚したという。スーパークレイジー君こと西本容疑者には妻と子がいるらしいので、不倫もしていたことになる。いずれにせよ、市議・政治家としてはもちろんのこと人としても許されざる行為である。

　なお、スーパークレイジー君容疑者の認否を警察は明らかにしていないという。　

　”スーパークレイジー君”として有名な西本誠容疑者はこれまで、宮崎県に限らず、東京都知事選をはじめとした様々な地方自治体の選挙などに、泡沫候補と言う形で立候補してきたが、今年4月には宮崎市議として政治家の仲間入りを果たしていた。元々、暴力団の組員を父にもち、自身も成人するまでは暴走族で不良だったといい、少年院に5年いた経験を持つ。

　人生のどん底から更生し、これまでの人生を反省しつつ、「過去は変えられないが、未来は変えられる」と主張し、政治家として社会のため地域のために貢献したいという生真面目さが彼の魅力だったと思うが、私生活では妻や息子がいる中で、女性に性的暴行し逮捕されてしまうというこれまでのゼロから築き上げてきた信用や信頼を失ってしまう、きわめて残念なことだ。

　マスメディアや週刊誌の取材では、”スーパークレイジー君”容疑者の真面目な一面や世の中を変えたいという熱意が垣間見えたが、その好青年ぶりの裏でなにか別の人格と言うか、凶暴性のようなものがあったのかもしれない。「過去は変えられないが、未来は変えられる」と同容疑者は言っていたが、過去に向き合う姿勢が足りなかったのかもしれない。