韓国・ソウルでMLB（大リーグ）の開幕戦の真っただ中、ドジャースの大谷翔平選手（29）に関する驚くべきニュースが入ってきた。なんと、大谷選手の傍らでこれまでの米国での野球人生をともにし、家族も同然の信頼関係を築いていた、専属通訳の水原一平（35）が球団から解雇されたというのだ。

　しかも、その解雇の理由が、大谷の金品を着服し違法賭博のために使っていたということで、ファンなどからは大谷が人間不信になるのではないかとメンタル面を心配する声が上がっている。大谷の代理人である弁護士は「大谷は大規模窃盗の被害者だ」などと説明し、少なくとも450万ドル（日本円で6億8000万円を大谷の銀行口座から着服した疑いをもたれている。

　水原は、20日にドジャースのチームのメンバーなどに対しこの件を説明し「すべて自分のせいだ」とし自身がギャンブル依存症であることを明らかにしたという。19日に米メディアの取材に対して、水原が大谷に昨年賭博の借金の返済で困っていることを相談し大谷に口座からお金を送金してもらった、などの経緯を話していたが、翌日20日に大谷は賭博や借金について知らなかったと説明を撤回するなど、水原の説明は二転三転していた。

　韓国での開幕戦で多くのファンがその一挙手一投足に注目するという中で、今回のようなショッキングなニュースが飛び込み、大谷のメンタル面でのコンディションへの影響に心配の声が上がっている。