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【東大王終了】番組が「東大生のブランド化」のきっかけに、民放番組で”東大”系番組が増える… 番組終了の理由は、出演する「東大生」への期待が高まり過ぎたから…?

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 日本のメディア界や社会に”東大ブーム”の火付け役となった2017年からはじまったクイズ番組『東大王』(TBS系列)〈放送時間:午後7時~〉が今年の9月をもってレギュラー放送を終了することを発表した。TBSの10月番組改編の発表により明らかになった。『東大王』の終了に名残惜しいと残念がる声の一方で、「しょうがない」や「時代の流れかな」という声があるなど番組終了を薄々感じていた人もいるようだ。

 直接の原因は、ここ最近の同番組の視聴率の低下にあるとみられる。番組の企画内容が視聴者から反感を買ったり、スターとなる「東大生」の不在など、当初は番組を象徴する東大生タレント・伊沢拓司(30)が活躍するなど破竹の勢いをみせていただけに、後半の失速感は視聴者も強く感じていたようだ。

クイズ番組『東大王』とは…

 番組の概要として番組公式HPに以下のような記載があった。知の最高峰・東大王 VS インテリ芸能人による『学べる』クイズサバイバル!」と紹介されている。『東大王』は基本的に現役の東大生のチームと芸能人チームがクイズを通じ学力や知識を競いあい東大生の凄さをアピールすることをコンセプトにしている。

『東大王』はMCはタレントのヒロミ(59)、サブMCはお笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太(47)で脇を固め、出演者の多くの東大生も人気を博すようになった。

 番組内での活躍をきっかけに人気を得てタレント活動もおこなう“東大最強の知識王”こと初代東大チーム大将の伊沢拓司(30)、医学部出身で現在は研修医を目指しているという水上颯(29)、文学部出身で”ジャスコ”の愛称で知られ現在はタレント活動をしているという林輝幸(27)、”スタンフォードも認めた才媛”で現在は渉外弁護士を目指し引退した鈴木光(25)など多くの”東大生”スターを生み出してきた。

 2017年からTBS系列の放送局でレギュラー放送が開始され、1st(ファースト)シーズンから始まり2024年3月からは9th(ナインス)シーズンに突入していた。

【サイト画像】クイズ番組『東大王』(TBS系)〈水曜午後7時~〉の公式HPのスクリーンショット画像。番組のコンセプトは現役の東大生と芸能人がクイズで知識や学力を競い合うというものだ。(画像は公式HPのスクリーンショットしたもの)
【人物画像】伊沢拓司(30)の画像。伊沢は茨城県生まれで、開成中学・高校を経て東京大学(経済学部)を卒業、その後東大大学院(修士課程)を2019年に中退している。なお、高校時代に『全国高等学校クイズ選手権』(日本テレビ系)に出場し開成高校の2連覇に貢献した。クイズを題材とするwebメディア「QuizKnock」を2016年株式会社として立ち上げ、代表取締役・編集長を務めているという。(画像はWikipediaより)

なぜ終了するのか?(TBSの公式発表は?)

 番組を制作・放送してきたTBSとしては、番組が終了する理由については言及していない。

 今月5日に開かれた、TBS(東京・赤坂)の10月期番組改編説明会の中で、『東大王』の終了が公に発表された。説明会には、コンテンツ戦略局の部長や室長らが参加し、来月以降の新番組や新たな放送スケジュール等について説明があり、同時に終了する番組についても補足的に説明があった。

 TBSとしては、今回の改編の方針として、「月曜、水曜の立ての流れ(時間経過の軸)を強化」するということを掲げた。つまりは、時間の経過とともに前の番組から次の番組に切り替わっても視聴者が引き続き見続けてくれるような番組の構成が望ましいということだろう。途中で視聴者が離脱しないよう、高視聴率の番組でつなぎたいという思惑だ。

 東大王については、終了理由などについて説明はなかったものの、「長きにわたってTBSの評判を飾っていただいた番組だと認識している」とこれまでの出演者や番組制作者など関係者を労い、謝意を示した。また、「東大王で育んだ人材」の今後の活用を示唆し、今後不定期の形の特番での復活を匂わせた。

 ただ、改編の説明会全体の流れを踏まえれば、『東大王』が終了する原因は視聴率だったのではないか、と思われる。

なぜ実際、終了するのか?(週刊誌や各種報道から)

 『東大王』発表が終わった直後、いくつかの週刊誌や報道が流れ、さまざま『東大王』終了の理由についての理由が断片的に明らかになってきた。まとめると、以上の3つに集約されると思われる。

    1. 最近の視聴率の低迷傾向

    2.東大生”スター”の不在

    3.番組の企画・内容の迷走

まず1については、すでに視聴率のデータで浮彫になっている。

1.最近の視聴率の低迷傾向

 『東大王』は2017年から放送が開始されたが、初回放送の世帯視聴率はまずまずの8.0%だった。(視聴率データはビデオリサーチの調べに基づく。以下のデータも同様)

 近年のゴールデン時間帯の番組の多くは5%~10%の間を推移しているといわれており、悪くもないしよくもない出だしだった。2020年3月には過去最高の12.5%を記録するなど2桁台の視聴率を出すなどピークを迎えたが、その後2021年以降は加工トレンドに入り、特番を組んでもし視聴率が7%にとどまるなど、失速ぶりが顕著だった。

 そして、低調ぶりを印象付けたのが、今年6月の特番「東大王 2時間スペシャル」での視聴率の結果だった。世帯視聴率はそこまで悪くない5.3%だったが、個人視聴率3.1%。特に悪かったのが、13歳から49歳までのコア視聴者層の視聴率1.5%だったというところだろう。若い視聴者からの支持を失い、番組としてこれ以上伸びることは期待できないことが如実に結果に表れたのだ。

2.東大生”スター”の不在

 『東大王』がヒットした大きな要因の1つは、出演した東大生の”スター”性だろう。この番組を通じ、タレント・芸能人として活躍している伊沢拓司に代表されるような、超人的な東大生たちが視聴者を釘付けにしたというのは容易に想像できる。

 特に、伊沢だけでなく初期のメンバーであった水上颯(29)や林輝幸(27)、鈴木光(25)の存在は大きかっただろう。

 しかし、東大王が放送開始され年月が経過するにつれ、出演していた東大生たちは次々と卒業し、新たな東大生と入れ替わっていったが、初期のメンバーたちの”スター”生があまりに強力すぎて、視聴者は新たなメンバーに対してあまり魅力を感じられなくなってしまったのではないだろうか。

3.番組の企画・内容の迷走

 『東大王』については、放送開始から数年までの初期のころは、”スター”東大生の活躍や番組自体の新鮮さも相まって、視聴者からの満足度も高く、新たな視聴者を掴んでいったが、2019年以降、初期の東大生メンバーが卒業し、次々と新たなメンバーが加入するなど、『東大王』は番組として一定の地位を確立し、次の段階に進もうとしていた。

 だが、初期の東大生メンバーの”スター”性に強く依存していた『東大王』としては、初期メンバーの卒業は番組の視聴者の離反を招いてしまった。なかなか、東大生の中で初期のメンバーほどの逸材を見つけるのは困難だったといえる。そういった中で、巻き返しを図るため、シーズンを経るごとにゲームの仕組みやルールを変更し、視聴者を取り戻そうとした。

 その一環として、2021年から一・二軍システムが導入され、東大生チームが一軍と二軍に分けられ、一軍の東大生チームが、芸能人チームに負けた際に、成績最下位のメンバーが二軍落ちするという東大生どうしの競争システムが導入された。しかし、この新たなルールは視聴者の不興を買い、「嫌なシステム」として視聴者が番組の制作陣に対する不信感を深めるきっかけとなってしまう。

 学業などを理由に休んだ東大生メンバーが二軍落ちしたり、このシステムとは関係ないが何の脈絡もなく東大生のメンバーが大量に降板し視聴者から「大量リストラ」と揶揄されるなど、番組への不信が強まっていった。

 こうした動きに合わせて視聴率も低下する傾向が続いた。視聴者離れが起き、それに番組側が巻き返しをはかろうと番組の企画や内容を変更する。だが、番組制作陣の変更は視聴者のニーズとは結果的に合わず、さらに視聴者離れが加速していく、悪循環に入ってしまったという。

 番組が終了することになった今年に入ってからは、番組側もいわば”やけくそ”状態で今年6月の『東大王2時間スペシャル』はこれまでの番組の形式とは打って変わって、CM要素の強いクイズを出題し、その時間は放送時間のかなりの割合を占めていたという。味の素の冷凍餃子などの製品に関連したクイズを出題し、味の素の商品が優勝賞品として登場するなど、明らかな「味の素推し」が前面に出て、視聴者からは「ステマではないか」と疑問の声が出た。また、週刊誌によれば他局の番組制作者からは、広告放送であることを明らかにしない形での広告放送は「放送法」に抵触する可能性があるのではないか、という指摘もあったという。

 そして、9月に入り番組の放送終了が発表されたわけだが、『東大王』はあまりに早い段階で番組としてピークを迎え、その後番組側が迷走する形で視聴者が尻すぼみしていったという印象が否めない。

この記事のまとめ

《まとめ》

TBSは、5日に開かれた10月期番組改編の説明会の中でクイズ番組『東大王』の放送終了を明らかにした。

■放送終了決定の理由

1)視聴率の低迷

2)東大生”スター”の不在

3)番組企画の迷走

視聴者などからは、「しょうがない」や「時代のながれかな」と受け止める声も…。

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