ryuchellさんに対する追悼の言葉

　バービーはryuchellさんとryuchellさんが亡くなる前日にあたる11日の放送で共演していて、18日の放送では「今日はいつもと違う感じになっちゃうかもしれません」と発言。また、「あたしたち、次の収録は7月13日の午前にしょうねって。3週目と4週目、ここで連続で録っちゃおうねって托即したんですけど、3回目の収録を果たすことができず、今こうしてお話するような形になってます」と述べ、7月のゲストとしてあと2回出演する予定であったが、それが叶わなくなってしまったことを明らかにした。

　ryuchellさんの訃報を知り、バービーは自身の心の状態について、リスナーを心配させないように平然さを装っていたが、「大丈夫じゃないかもしれない」と取り乱している様子もうかがわせていた。また、まだその死を受け入れいることができていないと現在の心境を明らかにした。バービーは「あの時から時が止まったまま。正直、私はまだ信じていません。現実を受け止めていません」とした。

　また、ryuchellさんとの今月2回のラジオで共演したことについて、「最後の声を届けた番組っていうのがあるんだけど、すごくシンパシーを感じているんです」とし、今回ryuchellの最後の共演者として、バービーは「勝手に使命感を感じて」しまったとして、今回追悼のために話すための時間をスタッフに確保してもらったという。

　また、実現できなかっただろうとしつつも、ryuchellさんと「老けたって、太ったって、ブスって言われたって、ポンコツやったっていいよなーって。生きてるだけでいいよなーみたいな話を、次あったら話したい」と悲しみと悔しさをにじませた。

ryuchellさんの死の理由を「『誹謗中傷』のせいにするのは悔しい」と発言

　またバービーはryuchellさんの死因のついて「こういうことまで言っちゃうと誤解されたくないんだけど、これだけは言いたいです。ryuchellの死が誹謗中傷のせいにされているのが私は悔しい」と世間で流布している「誹謗中傷」が理由との主張に異議を唱えた。「本人がどう思っていたかは、本当のところなんて分からないんだろうけど」としつつも、これまでのryuchellの言動や発信からは「若い時はアンチの言葉を羽にしてたと思う」とし、本人も生前語っていたと明らかにした。

　さらに、2022年に離婚の表明と性自認に関するカミングアウト、そして「新しい家族の形」を模索し始め、罵詈雑言を多く浴びせられるようになった際にも「かわいそうな人だから、私でよければ受け止めたい」と発言していたとを明かした。「もちろん、そういう言葉が心に入ってきてしまう、それがつらい、と言ってたこともあったけど、でも『私でよければ』とか『かわいそうな人なのかもしれない』とか『どういう背景があるんだろう』とか、絶対にその先を見通して、慮って、『私なら大丈夫だから』って趣旨の発言は一貫してたなと思います」と述べ、生前の様子や言葉からは誹謗中傷でryuchellさんが亡くなったとはとても思えないと述べた。

　さらに「ryuchellの死は、ryuchellの死だから、誰かに消費されたくないし、利用してくれるなと思ってます」と世間に対する思いを熱弁した。