元TBSアナの国山ハセン（32）が17日放送のフジテレビ系の番組「突然ですが占ってもいいですか？」（月23:15より放送）に出演し、占い師の占いの中で、自身がアナウンサーとして所属していた大手テレビ局・TBSを退所するに至った経緯を明らかにした。

　国山ハセンは2022年12月31日付で、2013年の入社から9年間アナウンサーとして勤めたTBSを退社し、それ以降はビジネス系や経済系の映像コンテンツを提供している佐々木紀彦氏が社長（代表取締役）を務めるPIVOT株式会社に所属し、裏方寄りの映像プロデューサーを務めている。

　国山は、番組の中で「入社５年目くらいの時」に退社を考え始めたと明らかにした。入社が2013年なので2018年ごろであると思われる。

　その際、アナウンサーとして自由な意志決定が困難である点など不自由さを認識し始めていたのだという。また、当時から昼のTBS系番組『ひるおび』など数多くの人気番組を担当していたが、他人からの評価と自分自身の評価のギャップに苦しみ、「辞めようかな」というのが口癖になっていたと語る。

　そうした潜在的な意識が、ある番組を担当したことで一気に表面に噴き出したという。その番組とはTBSの朝の番組『グッとラック』だったという。同番組の2021年終了時に、国山は2年未満と短命に終わってしまった番組を前に「絶望、失望、悔しさ」を感じ、その後会社に行きたくなくなったと語っていた。

　他局の番組やアナウンサー事情についておおぴらに語る姿は、まさに水を得た魚のように生き生きとした様子で、以前からよくあるテレビ局のアナウンサーがある程度年を経てフリーとして独立する傾向にある理由が垣間見えたのではないだろうか。