23日、今年の夏の全国高校野球の優勝校を決める決勝戦で慶應高校（神奈川）と仙台育英高校（宮城）が対戦し、８対２で慶應が勝利し、大正時代以来107年ぶりの快挙を達成した。一方で仙台育英は東北の高校として初めて優勝した去年に引き続き連覇を目指したものの、敗れる形となった。

　世間では107年ぶりの甲子園優勝を評価する声であふれ、選手たちの努力や功績をたたえた。

　一方でネット上では慶應高校側の応援について注目が集まった。育英に比べて多くの応援する人を動員した慶應の応援の声の大きさ群を抜いたもので、中でも慶應高校の応援歌「若き血」の声に関しては歌詞がはっきりと聞こえるようであったという。また、記者などが会話する際にも話が聞き取れなかったという。特典が入るごとに慶應の声援が響き渡り、ネット上では「育英は完全にアウェーだった」と言う人が出るほどだった。

　実際、慶應は球場に慶應のＯＢらが集合していて、応援していた人数は育英を大きく上回っていた。また、ネット上では「阪神タイガースのファンらの声援を上回っていた」という人がいるなど、慶應高校としては悲願の優秀のため多くの人々が決勝において必死に応援していたということだろう。ネット上でも「応援がすごい」と応援する人々を賞賛する声も多かった。

　これについて、一部の人々の投稿で試合の途中から「育英がかわいそう」や「育英が気の毒」と育英を応援したくなったとの声が多く上がっていた。その後優勝が決まると、「慶應の応援が怖すぎる」や「高校生相手にそんな圧かけていいのか」というような慶應の応援を疑問視する声があった一方、「勝負は勝負だ」という声や「それは育英に失礼ではないか」と反論する声もみられた。