『24時間テレビ47』（日本テレビ系列）〈8月31日18:30～9月1日20：54放送予定〉は31日の18：30から放送を開始した。台風10号が全国的に被害をもたらす中という異例の状況下での放送となり、24時間テレビに関連したイベントや放送内容の一部が変更を余儀なくされるなど、日テレとしては強い緊張感のなかでの放送となる。

　日テレは24時間テレビの番組公式サイトで「台風10号に関する情報」と題し、番組やイベントの内容の一部変更を発表。今年、ランナーを女性ピン芸人のやす子(25)が務めるチャリティーマラソンについては、大幅に内容を変更し、「競技場での周回」という形に変更し、市民ランナーの参加を取りやめるなど、「安全に配慮」することを発表。「天候によっては一時中断する場合があります」などとし、安全第一でのマラソンの実施やそのほかのイベントの実施をアピールした形となった。

　しかし、24時間テレビの”マラソン強行”ともいえる事態に、「なぜ市民ランナーの安全を考慮するのに、タレントの安全は考慮されないのか」といった疑問の声や、「そもそもなぜマラソンをやる必要があるのか？」といった懐疑的な声も相次ぎ、24時間テレビや放送を担う日本テレビとしては厳しい立場に置かれている。

　今年ランナーを務めるやす子は前日にX（旧ツイッター）の自身のアカウントで「緊張で眠れない」などと投稿しており、台風10号などによるイレギュラーなマラソンという形となったことなどもあり、ストレスや不安は相当なものと予想される。マラソンには批判の声が相次いでいるが、やす子にはぜひ自身の身体を気遣いながら頑張ってほしいものだ。