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人気YouTuberのコムドット、チャンネル登録者数400万人を切り、メンバーのやまと「結成以来最大の山場」

 人気YouTuberとして知られる5人組のYouTuber『コムドット』のチャンネル登録者数が400万人を下回り、メンバーのやまとがインスタグラムを更新し、謝罪と反省を表明し、「コムドット結成して以来、最大の山場を迎えて」いると現在の心境を明らかにするなど、コムドットはチーム存続の危機ともいえる状況に直面している。

5人組YouTuberコムドットの画像(フジテレビより)

 コムドットはここ5年あまりで急激にYouTubeでチャンネル登録者数を増やしてきたグループ系YouTuberだ。メンバーは、リーダーのやまとゆうたうらたひゅうがあむぎりの5人だ。2021年RooMooNの発表した「女子高生・女子大生トレンドランキング2021上半期」の「YouTuber部門」と「TikToker部門」で堂々の1位にランクインし、マイナビの調査などでも同年の流行YouTuberとして、主に若い女性を中心に根強いファンがいるインフルエンサーで、YouTubeを中心に様々なSNS(TikTok)などを通じファンに活動を発信している。

 チャンネル登録者数は6月前後には416万人台にまで到達したがここにきて400万人を切り、下降トレンドに入りつつある。何があったのか?これまでも度々ネット上で炎上することの多かったコムドットではあるが、メンバーの間でもかなり危機感があるらしく、メンバーのやまとは今回の登録者数の減少を、コムドット結成以来の「最大の山場」と表現している。原因は何だろうか?

この記事の目次

YouTubeチャンネル『コムドット』の推移

【コムドットのチャンネル登録者数の推移】今年の6月以降、下がり始めている(筆者が作成したグラフ)

これまでも不祥事を繰り返してきたコムドットだが、今回はヤバいかも

 以前よりコムドットは度々不祥事に巻き込まれたり、騒動を引き起こしたりしてきたが、そこまでYouTubeチャンネル登録者数に影響はなかったのだが、ここにきて減少に転じている。最大の原因は、コムドットが主役を務め今月27日に東京ドーム開催する予定の大規模イベント「Creater Dream Fes~produced by Com.~をめぐるトラブルだ。トラブルそのものも問題の一つだが、トラブルへの初期対応などの危機管理体制が全くと言っていいほどできていない点にある。それが、ファン離れを加速させてしまっているのだ。

 騒動はコムドットが主役のサイバーエージェントの運営するストリーミングテレビ・Abemaが主催する「Creater Dream Fes~produced by Com.~(以下CDF)にYouTuberの「平成フラミンゴ」が出演を見合わせると発表したことから始まった。

 平成フラミンゴも人気の女性2人組YouTuberコンビで、チャンネル登録者数は約350万人とされ、最近ではお笑い方面で女芸人No.1決定戦THE W、やファッション方面では東京ガールズコレクションに出演するなどYouTubeに限らず多方面で活躍している。コムドットともYouTubeでコラボするなど良好な友人関係を築いてきていた。

 そもそも、事はその前にコムドットが開催するイベントCDFに平成フラミンゴを招待したことに端を発する。

平成フラミンゴとの間の相互不信のきっかけになったコムドットの「ドッキリ動画」

 4月29日に公開された動画の中で、複数の人気のYouTubeクリエイターなどに直接、CDFへの出演をオファー。この中に平成フラミンゴも含まれていた。この時は平成フラミンゴ側も快諾し、「ドッキリ動画」の中では両者とも何の不信感もなく、よかったのだが、この後コムドット側が平成フラミンゴ側に何の書面での契約をせず口頭のみでの出演契約であったことが後々相互不信の原因となってしまった。(この動画が公開されるよりも前にこの動画が撮影されていることに注意。)

 この「ドッキリ動画」を撮影した後、コムドット側と平成フラミンゴ側と書面での契約を交わすことはなく、出演内容やギャラ(出演料)などの情報を与えられぬまま、急に平成フラミンゴ側に「平成フラミンゴ出演確定」として先の「ドッキリ動画」を公開していいかという内容の連絡が来たのだという。

 これに対して、平成フラミンゴ側は「正式なオファーがないままでこの動画を公開するのは待ってほしい」とコムドット側に伝えたのだが、そのメッセージは無視され、コムドットは先の「ドッキリ動画」を4月29日に公開。しかも同時にチケットの販売も開始した。

 平成フラミンゴ側の意に添わぬ形で出演を公開されてしまい、このことで平成フラミンゴ側はコムドット側に対する不信感を持つようになって、結局約1か月半後の6月16日に「CDFへの出演辞退」を主な内容とする動画を公開。その中で、本当は平成フラミンゴとしてはCDFに出演したいという意思があったが、「クリエイターどうしの連絡は運営によって禁止されていたこと」などからコムドットをはじめ主催者のAbemaなどの運営組織側との調整が不足してしまったことや契約の不備などを理由に挙げ、出演することはできないと無念さを感じさせる動画を公開。平成フラミンゴの出演を期待してCDFのチケットを購入したファンに対して返金対応を行うことも併せて発表した。

 コムドット側も書面での契約を怠ったということもあり、今回平成フラミンゴ側に迷惑をかけてしまい申し訳ないと大人の対応を行うべきところのような気がするが、コムドットはそういった対応をするのではなく、事態をエスカレートさせるような危機管理としては下の下の行為をしてしまったのである。

ヤマトのやば過ぎるツイート「被害者ヅラ」、「保身に走ったツケは必ず回ってくるぞ」と脅迫染みたツイートで炎上

 なんとコムドットのやまとが、自身のツイッターに平成フラミンゴのことであるように匂わせる、批判ツイートを展開。平成フラミンゴと思われる相手に対して、「被害者ヅラ」や「保身に走ったツケは必ず回ってくるぞ」といささか脅迫じみた、激しい言葉で批判。最後には、相手(おそらく平成フラミンゴ)に対して、「友達」として本音で話し合いたいという提案もしてはいるが、前半のあまりに強烈な文はネット上で炎上。

 ツイッターをはじめ、多くの人がSNSで本音をつぶやき、共感を得たりすることも多々あるが、それは無名の匿名ユーザーがやるからいいのであって、有名人が何の考えもなく、特定の人物に角の立つようなネガティブな表現をするのは危機管理上大問題だと思われる。

 もともとコムドットというと、オラオラ系でチャラさとカッコよさ、自由奔放さを兼ね備えたグループなのだと感じる。最近の若い世代が求める強い「個性」の傾向もあるのかもしれないが、それが若い女性を中心に人気が出た理由だと思う。それゆえこれまでも、他のインフルエンサーに対して平然と「全YouTuberに告ぐ コムドットが通るから道を開けろ」などと強めの言葉で多くのファンを魅了してきたのだ。

 ただ、そうした魅力的なキャラ設定が人気の理由であったとしても、それで他人に迷惑をかけるようになれば、それはただの不良である。わざわざ、そういったキャラをやる必要のないところ、いや普通に素でそういうキャラなのだろうが、でそういう行動に出れば、良識的なファンは「ちょっとどうなんだろう」と感じるはずである。

釈明動画では先のツイートを謝罪したが…「友達」連呼でコムドットの「幼稚さ」露呈でイメージ悪化?

 そうしてものの見事に炎上したわけだが、そのあとにコムドットは釈明する動画を出している。ただ、形式的な謝罪はあったものの、これまでの炎上ツイートや行動を正当化する主張が多く、平成フラミンゴ側に問題があるという主張を繰り返し、ビジネス上の契約を口頭で済ませるなど一定の落ち度がコムドット側にあったにもかかわらず、「友達」として解決したかったと、今回の件について「悲しい」や「悔しい」と一方的に主張する姿に幼稚さを感じる人も少なくなかったのではないか。

 さらに「『証拠のやりとり』について本当に必要な場合は除き公開は差し控える」と発言し、「証拠はもっているからな」という風に思わせるような発言をしてしまい、結局何のために動画を出したかわからないほど、炎上は長引くことになった。

 動画の中では、

・先ほどのコムドット・やまとのツイートは、平成フラミンゴを指していたこと。

・運営からクリエーター間でのやり取りを禁止されていたという事実はなかったこと。

・平成フラミンゴ側からこの件に関して話し合いたいという提案がなかったこと。

・コムドットとしては平成フラミンゴと「友人」として本音で全員で話し合いたかったこと。

・平成フラミンゴがCDFへの出演辞退に関する動画の中で「事実」に反する発言がおこなわれたので、訂正を求めたが「認識の違い」と拒否されたこと。

・証拠の音声・メールなどが存在するが、動画を通して世間にさらすことは(相手方を傷つけることになり)絶対にやりたくないので、本当に必要な場面がない限り、公開しない意向であること。

 このことからわかることは、コムドットはあくまで「友達」として平成フラミンゴと一緒に仕事をしたかったのだが、事務所に所属する平成フラミンゴとしてはそれは受け入れられず、しかも準備に必要な情報やギャラなどの参加にあたって必要な情報も与えられていなかったというなかでコムドットとは友人ではあるが、「ビジネス」上の信頼関係がない以上、これ以上付き合ってられないということだったのかもしれない。

 

コムドットは弁護士や危機管理のプロ、ビジネス・経営感覚をもつプロを雇うべきなのでは?

 コムドットは事務所に所属せず、やまとが代表取締役を務める会社がマネジメントを仕切っているというが、やはりそういった危機管理のプロや弁護士、経営・ビジネス感覚を持ったプロを自らのチームにある程度入れるべきだろう。「友達」感覚も時には重要だが、しっかり契約を結ぶなど仕事と個人的人間関係を切り分ける必要がある。

 この後、一応の終息を見たと思われたが、7月16日には、CDFを開催するにあたりアリーナ席は完売したが、スタンド席は空きがある状態であるので、リーダーのやまとが自ら1人でチケットを手売りすることを決定したという趣旨を動画『【緊急】皆さんに伝えたい想いがここにはある』(7.16)の中で話した。

 これに対してスポニチの記事の中で大手イベント会社の関係者という人物が「最初から発表していれば、一部手売りもありだと思うが、ここにきての発表は通常はあり得ない。ファン離れが進むのでは」という意見を述べていた。

 ファンの間では、後から買う人間が「ファンサービス」を受け得をするような状況は「不公平だ」という声があいつでいる。コムドットの熱心なファンほど今回の措置にご立腹の様子で、これまでの騒動よりもファン離れを加速させるきっかけになったのではないだろうか。

 熱心なファンの中には苦労して予約してチケットを買ったにもかかわらず、コアなファンへのこの仕打ちを疑問視する声があふれた。「重複」で購入するファンも出てくると予想され、ある意味でファンのことをないがしろにしてまで、自らの夢であるドーム公演を実現するために席の販売に無我夢中な姿が、ファン離れ、チャンネル登録者数の減少の直接の原因のような気がする。

コムドットやまと「結成以来、最大の山場」と危機感、テレビ出演・女子アナと動画共演で一見高揚感も

 そのYouTubeのチャンネル登録者数が400万人を切るという危機的な状況の中だが、意外とコムドットの活動は順風満帆なようにも、はたからは見える。

 フジテレビの有名女性アナウンサーらとフジの27時間テレビの番組宣伝を兼ねたコラボ動画も投稿していて、フジテレビの女子アナと肩を並べられるほどコムドットが有名なYouTuberになったことを誇示していた。YouTuberがここまでテレビ局に食い込む例はあまり例がないだろう。

 

 22日~23日に放送されたフジテレビの27時間テレビに出演し、100km(キロ)サバイバルマラソンにメンバーの中のやまと・ゆうたが参加した。地上波に出演することは人気YouTuberでもそうめったにできることではなく、ある意味歴史的瞬間だったようにも見える。

 やまとがインスタグラムに投稿した内容によれば、100km(キロ)サバイバルマラソンの結果について「やまと43km、ゆうた40kmでした」と明らかにし、どちらも目標としていた40㎞を走破したことを誇った。「2人とも特にマラソンの経験などはなく、」と振り返り、練習では5km(キロ)しか走れなかったにもかかわらず、コムドットの他のメンバーや家族・友人・ファンのおかげで「とっくに体は限界を迎えていたはずなのに、なぜかメンタルだけは折れなくて最後の10kmは気持ちだけで走っていた」気がすると述べ、「この企画に挑戦する相棒がゆうたでよかった」と述べ、他メンバーや友人、ファンによる感動的なドラマが繰り広げられていたことを記していた。

 だが、その後の部分ではアンチに対するけん制・挑発とみられる表現も含まれていた。「コムドットが輝きすぎるあまり、この状況に漬け込んでコムドットを潰そうとする風潮があるけど、そんなくだらない奴らに潰されるようなチームじゃない」とし、現在のコムドットの危機はアンチ(コムドットが嫌いな人々)によるものと断定し、「まっとうな意見はしっかり受け止めて、くだらない中傷にはしっかり中指立てて闘っていくので心配しないで」とファンを安心させようと躍起だった。

 こういうアンチにも屈しない、強くてかっこいいオラオラ系要素がコムドットの魅力なのかもしれないが、今回のこの投稿は完全に裏目に出ているようにも見える。アンチを挑発するのは自由だが、こうやってわざわざアンチに触れることでアンチはますます騒ぎ、騒動が大きくなることを理解しているのだろうか、いやこれはいわゆる炎上商法なのかもしれない。

 テレビ出演やYouTuberとしては異例なドーム公演であるCDFの開催など外見的には、栄華を誇っているYouTuberのようにも見えるが、実際はテレビ局などのメディア業界やイベント会社の上層部のずるがしこい大人たちに利用されているだけかもしれない。27日にはCDFが開催されるが、コムドットはその祭りが終わり、アンチを攻撃するよりもファンの思いを配慮できるようなある意味で「大人」にならなければ、コムドットはチャンネル登録者数の減少と同時に空中分解してしまう可能性が出てきている。

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